クリーンベンチと安全キャビネットの違いについて
・クリーンベンチはワークエリア内にある試料をゴミや埃から保護するために設計されました。 上部のファンを通した空気が給気HEPAフィルタを通り、ワークエリア内へ流れる事で内部が清浄な状態を保てるようになっています。クリーンベンチはHEPAフィルタを通った空気が作業台奥から手前に向けて流れる水平型と 上部から下に流れる垂直型の二つがありますが、両方ともHEPAフィルタを通った空気はそのまま作業者に向けて吹き出す構造になっているため、感染性のある薬品・物質は取り扱いができません。
・安全キャビネットは感染性物質・病原体などから作業者、作業環境を保護するために設計されました。 クリーンベンチとは違い、感染性物質等を扱うために作られたため、作業者に向けて風は吹き出さず、前面にある流入口から吸われることでワークエリア内が陰圧状態を保ち、クリーンベンチと同様にワークエリア内部を清浄に保ちながら、作業環境内に感染性物質等が漏れない構造になっています。
・クリーンベンチも安全キャビネットもHEPAフィルタを通した清浄な空気の流れが重要となります。
HEPAフィルタは使用状況や設置環境にもよりますが、経年劣化をしていくものです。
クリーンベンチや安全キャビネットを安全にお使いいただくためにも、3~5年を目途に定期的に交換することを推奨いたします。
クリーンベンチとドラフトチャンバーの違い
・クリーンベンチはワークエリア内にある試料だけを保護しますが、ドラフトチャンバーはワークエリア内にある有害物質から作業者と作業環境を保護するために設計されました。そのため、ワークエリア内の清浄度の維持などは目的とされていません。ドラフトチャンバーは局所排気装置と呼ばれていて、人体に影響がある室内に排気ができない有害物質、揮発性のガス類などをダクトから吸い込み、基本的には屋外にある処理施設(スクラバー)でできるだけ無害な状態にし、大気中に放出します。このスクラバーは湿式と乾式の二つに大きく分類され、運用方法も違います。
湿式はスクラバーの中で有害ガス(酸性ガスや粉じん)などを水や薬液で洗浄、化学反応で無害化され、排気されていきます。
乾式は活性炭フィルタなどの吸着剤を使い、湿式では処理できない疎水性のガス類(シンナーなど油となじみやすいもの)を無害化し排気します。
ドラフトチャンバーは労働安全衛生法によって、1年以内に1度の定期点検を行いそれを3年間記録する義務と有機溶剤などを扱う場合は1カ月以内に1度の自主点検(有機溶剤中毒予防規則第19条)が必要になります。それは作業者の安全を守るためです。
点検をしなかった場合、排気能力の低下などによって、作業者への健康被害や、室内へガス類が侵入、引火、爆発などの恐れもあります。人体などへの悪影響が出る前に点検を行うことを推奨します。
まとめ
どのような目的でクリーンベンチ・安全キャビネット・ドラフトチャンバーを使うか。試料を保護したいならクリーンベンチ、感染性物質を扱うなら安全キャビネットⅡ、ガス類を扱うならドラフトチャンバーのように、取り扱うものによって使い分ける事が必要です。
新たに設置する際や既存の機器を更新する際など、何を選べば良いかわからない。
設置した機器の適切なメンテナンス方法がわからない。
そういった場合は、ぜひ当社にお任せください。お客様の快適で清潔な空間作りを、専門的なノウハウでしっかりとサポートいたします。
新たに設置する際や既存の機器を更新する際など、何を選べば良いかわからない。
設置した機器の適切なメンテナンス方法がわからない。
そういった場合は、ぜひ当社にお任せください。お客様の快適で清潔な空間作りを、専門的なノウハウでしっかりとサポートいたします。
-
クリーンベンチ
・ワークエリア内の試料の保護
・外部からのゴミなどの混入や汚染を防ぐ
・内部の無菌状態を保てる
・作業者の安全は考慮されていない
・感染性のある薬品や病原体、人体に影響のある揮発性のガス類などは扱えない
-
安全キャビネット
・作業者・試料、作業環境を保護
・感染性のある薬品、病原体が扱える
・外部からのゴミなどの混入や汚染を防ぐ
・内部の無菌状態が保てる
・揮発性の高いガス類などは扱えない
-
ドラフトチャンバー
・作業者、室内環境の保護
・周辺大気の汚染の防止
・揮発性のあるガス類などを扱える
・内部にある薬品などの事は考慮していない
・感染性物質は使えない
Access
英和商工 中四国事業部岡山営業所
| 住所 | 〒700-0953 岡山市南区西市806-9 Google MAPで確認 |
|---|---|
| 電話番号 |
086-259-5327 |
| 営業時間 | 8:45~17:45 |
| 定休日 | 土,日,祝 |
| 代表者名 | 尾名 亮三 |
Contact
お問い合わせ
ご入力の上、次へボタンをクリックしてください。
Related
関連記事
-
2024.10.03クリーンベンチ測定で安全な環境を実現します!
-
2024.11.21最適な環境を実現!故障を未然に防ぐクリーンベンチの重要性
-
2026.02.16クリーンベンチとクラスⅡキャビネットの違いについて
-
2026.03.30クリーンベンチで最適な空気の流れを実現し、環境衛生を守る!
-
2026.05.12クリーンベンチ 定期点検
-
2026.05.15クリーンベンチの構造
-
2024.11.22クリーンベンチの未来を守る、確かなメンテナンス
-
2024.07.09空気環境におけるクリーンルームの重要性とは
-
2024.10.01安全清潔な作業環境の実現 クリーンドラフト測定とは
-
2024.10.04安全キャビネット測定の重要性
-
2024.10.04ドラフトチャンバー測定で 安全な環境を実現しよう
-
2025.02.01作業者の安全を守るドラフトチャンバーの保守点検!