前回、定期点検についての必要性はお話ししましたが、
今回はその中でも特殊な測定が多いPQについてお話します。
メーカーのカタログスペックの大半は、保存機器の内部に何も入っていない状態(無負荷状態)での能力です。
それは、お客様によって内容物の室や量、運用方法もまちまちなため、一つ一つを出荷前に検証することが事実上不可能だからです。
保存機器の定期点検
超低温フリーザーや血液保冷庫、インキュベーター等の保存機器のクオリフィケーションについてお話していきます。
クオリフィケーションとは
機器や補助システムが正しく配置され、正確に動作していることを検証・文書化する行為の流れのことを指します。
我々がお客様のもとで実際に行う作業としては、
IQ(Installation Qualification)
対象の機器の製作や組立、据付が適しているかどうかを確認し、サイズや接続、機器の型番、外観・寸法など、詳細な点まで、全てが設計図書通りかを確認します。
OQ(Operational Qualification)
対象の機器が設計通りの性能を有しているかを、測定器を用いて実際に能力を測定し検証します。
この際に使用する測定器は、正しく機能している事が求められるため、校正(キャリブレーション)された測定器である必要があります。
PQ(Performance Qualification)
対象の機器を実際に使用した際に、要求される性能を発揮できるかを、実際に使用する際の状況に似せた内容物を入れた状態で、測定器を用いて検証します。
前回、定期点検についての必要性はお話ししましたが、
今回はその中でも特殊な測定が多いPQについてお話します。
メーカーのカタログスペックの大半は、保存機器の内部に何も入っていない状態(無負荷状態)での能力です。
それは、お客様によって内容物の室や量、運用方法もまちまちなため、一つ一つを出荷前に検証することが事実上不可能だからです。
では、実際に運用するにあたり、本当に要求する能力を満たしているかを検証するには、どうするのか?
それは、実際に使用する条件を再現して測定してみる です。
そのような検証を行う作業をPQ(Performance Qualification)と言います。
検証内容はお客様と、どのような内容物をどの程度入れた状態で、どのような能力を検証したいのか?を打ち合わせたうえで実施します。
実際に運用する前、もしくは今現在運用している機器に対して、きちんと求める能力を満たせているかが、気になりましたら、お気軽にご相談ください。
About us
私たちは空調メンテナンス等建物設備を中心に取り扱う会社です。建物の室内環境の維持、管理における空調用エアフィルタと設備のメンテナンス業を通して、環境負荷の低減を推し進め、次世代に繋がる環境意識の啓発にも取り組んでおります。歴史とともに培った英和商工の技術と、社訓である「熱意・誠意・創意」3つの「意」を胸に、これからも私たちは、オーナー様や管理会社様、オフィスワーカーの皆様の安全で快適な空気環境を保つことで人や社会に貢献をして参ります。
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