フィルタの運転を停止し、交換作業の準備を行います。作業前に配管内の圧力を安全に解放することが重要です。これにより、ろ材の取り外し中に事故を防ぐことができます。フィルタ周辺や取り外すろ材の汚れが周囲に広がらないように養生を行い、交換後の清掃作業を軽減します。交換するろ材の状態を点検し、異常があれば記録し、トラブル発生の原因究明に役立てます。

古いろ材を取り外し、新しいろ材を取り付けます。ろ材を外した後はフィルタ内部を丁寧に清掃し、汚れや残留物を完全に除去します。新しいろ材を取り付ける際には、向きや取り付け位置を正確に合わせることが重要です。取り付け不良は性能低下や漏れの原因になるため、慎重に作業を進めます。また、フィルタ枠やシール部分が破損していないか確認し、必要であれば交換します。

フィルタ全体を点検し、運転を再開します。交換作業後は配管を元通りに接続し、フィルタ内に漏れがないことを確認します。試運転を行い、圧力や流量が正常であることをチェックし、異常が見られた場合はすぐに停止し、原因を特定して対処します。交換作業の完了後には、交換日や作業内容を記録し、次回交換のスケジュールを設定させていただくと、安定したフィルタ運用が可能になります。